【地図データについて】
Garmap CEは、最低縦横3つ(よって全部で9個、上限は無し)に分割されたビットマップファイル(2bp、BMP、またはPNG(CE2.0以降のみ))を地図データとして使用します。そのうちの9個のファイルを同時に読み込んで1枚の地図として扱います。

表示範囲の変更は地図をドラッグして行ないます。スタイラスの移動に伴って地図がスクロールします。
地図をスクロールしていって、読み込んでいない領域が必要になると自動的に再読み込みを行ないます。この機能によって、プログラム実行用のメモリー領域を節約しています。また、容量の大きなコンパクトフラッシュカードを用意すれば、それだけ広域の地図を作成できます。
しかし、逆に地図データの作成が面倒になっていることも事実です。必要な範囲のビットマップを9個に分割しなくてはならないため、その作業が面倒です。この点はご了承ください。

【地図データの作り方】


地図として扱えるビットマップファイルには、次の3つの制限事項があります。

以上の条件を満たすビットマップファイルを用意したら、ビットマップ情報を記述した”mapinfo.dat”ファイルを作成して終了です。ビットマップのファイルと”mapinfo.dat”ファイルは同一のフォルダに保存してください。また、以上の説明からお分かりかと思いますが、複数の地図データを1つのフォルダに保存することはできません。


【mapinfo.dat】

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1行目
Garmap CE ; プログラム名(固定文字列)

2 〃
101 ; 地図データのバージョン

3 〃
bmp ; ビットマップの形式(bmp/2bp/pngを指示する)

4 〃
3 ; 横の分割数(3以上)

5 〃
4 ; 縦の分割数(3以上)

6 〃
47.8525 ; 地図全体での左上の緯度(度表示)

7 〃
10.0825 ; 地図全体での左上の経度(度表示)

8 〃
47.2975 ; 地図全体での右下の緯度(度表示)

9 〃
11.31722222 ; 地図全体での右下の経度(度表示)

10 〃
288 ; 1つのビットマップの横幅(ピクセル)

11 〃
144 ; 1つのビットマップの高さ(ピクセル)

12 〃
8 ビットマップの階調(1,2,4,8 ビット)
ビットマップの形式がbmpの時のみ有効。
この行がない場合、4ビット(16階調)とする。

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mapinfo.datの12行目でビットマップの階調を指定できるようにしました。
この指定は元のビットマップの階調に関係なく指定できます。
例えば、16色のビットマップでも黒と白だけで中間階調を使っていないものならば、1と指定することで使用するメモリーを節約できます。bmpファイルでも2ビットを選択できます。また、ビットマップの形式が2bpのときこの指定は意味を持ちません。

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